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米国で登場したばかりの女性用の性的機能障害治療薬「フリバンセリン（一般名、商品名Addyi）」について問題が持ち上がっているという。
アルコールとの相互作用の影響調査に参加したのは、ほとんどが男性という。

■男性が23人に女性が２人

米国エール大学医学部の「女性の健康研究」の情報として報告されている。
研究グループによると、女性用のフリバンセリンとアルコールを混ぜる危険性を判定する研究に参加したのは、男性23人に対して女性は２人だった。
女性は、男性と同じ量のアルコールを摂取した場合、血液中に取り込まれるアルコール量は男性よりも多くなるという。
報告では、米国食品医薬品局（FDA）は、これまで男性と女性の代謝が異なることを理由に、睡眠補助薬の承認に慎重だったと指摘。差に疑問を感じているようだ。
開発した企業によると、アルコールとの相互作用の研究は行政の指導を受けているという。
空腹状態で、ワイン半本分のアルコールを10分で飲む条件のテストに女性が同意しづらかったという。

■厳しい視線

フリバンセリンは、FDAの承認申請に２回失敗したと知られている。その後に許可された。報告では審査が妥当だったか、薬の効果が妥当か、問題視する。
注がれる視線が厳しいところからすると、薬が一般に受け入れられ、安全に使われるか、関心事にはなるのだろう。

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